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皆さんは「コレクティブハウス」という住まいの形を知っていますか?1970年代にスウェーデン・デンマークで誕生し、独立した専用の住居スペースを確保しながらも、共同で使用できるスペースをもつなど、生活の一部を共有しながら生活する住まいのことです。プライベートは確保しながらも、共有スペースをシェアすることで独自のコミュニティが生まれたり、生活の幅に広がりをもたせることができるという点から、近年注目を浴びています。

今回は、コレクティブハウスでの暮らしに興味をもつ方々にご参加いただき、「コレクティブハウスの暮らしにふれる見学会・座談会」というイベントを開催しました。会場となったのは、京都・五条にあるコレクティブハウス「ハイツ白鷺」。

イベントの様子を八清パークが取材しました。

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共有スペースには、建築やアートなどユニークなランナップの本棚、集中して仕事ができるワーキングスペース、みんなが集まって話ながら食事ができるキッチンがあります。「居住空間にこんな素敵な場所があるなんて!」と参加者もわくわく。一体、コレクティブハウスってどんな住まいなんでしょうか。

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八清の手がけるシェア物件

まずはじめに、株式会社八清のプロパティマネジメント部・髙橋宏太さんから、これまで八清が手がけてきたコレクティブハウスをはじめとする、シェアスペースをもつ物件を紹介していただきました。

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まず紹介いただいたのは、シェアハウス物件。遊郭街として栄えた島原の元お茶屋をリノベーションした「京だんらん嶋原」や、ウナギの寝床のような奥行きがある「京だんらん西陣千両ヶ辻」など、ユニークな物件を多く手がけています。全体の面積の60%を共有スペースにすることで、住人同士のコミュニケーションがとりやすいように設計されています。

髙橋「鍋パーティやクリスマスイベントなど、楽しいイベントが開催され、どのシェアハウスもとても盛り上がっています。また、シェアハウスではないですが、路地をシェアして暮らす長屋の4軒が並ぶ『さらしや長屋』ではお子さんがいらっしゃるファミリーも住んでおられ、お子さんを隣の大学生がお守をしている、そんなほほえましい光景が見られるんですよ。まさに生活自体もシェアしているような形ですね」

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賃貸マンションなどでは築きにくい、住人同士のつながり。その一方で、「プライベートな空間をしっかりと確保したい」と感じる人も。そんな人におすすめしたいのが、「コレクティブハウス」です。

入居者が感じるコレクティブハウスのメリット・デメリット

ここからは、「ハイツ白鷺」の住人の方々からリアルな暮らしぶりをお聞きし、コレクティブハウスの暮らしについて知識を深めていきます。まずは、ハイツ白鷺の見学からスタート。ここからのナビゲートは、プロパティマネジメント部・小山由美さんです。

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(手前が小山さん)

今回は空き部屋だけでなく、解体中のお部屋や、住人Sさんが現在住んでいるお部屋を特別に見せていただくことができました。収納上手なSさんのお部屋。実際に暮らす方のお部屋を見せていただいたことで、「暮らすイメージがわいてきた」という参加者の方も。

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共有スペースに戻って、入居者からコレクティブハウスでの暮らしぶりについてお話を伺います。最初にお話いただいたのは、入居2年目のMさんご夫婦。旦那様はWEB制作の会社を営んでおり、最初は事務所となる物件を探していたそう。共有部にある広いワーキングスペースを見て、「家の中で仕事に集中できるスペースが確保できる」と入居を決めました。

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(中央・右側がMさんご夫婦)

「ここで過ごすうちに関係性ができて、一緒に仕事をすることになった方もいます。ご飯を食べたり、映画を見たり、一緒に過ごすうちに人となりが分かる。そうすると安心して仕事を依頼できるんですよね。ここは暮らすだけでなく、仕事もしやすい環境なんですよ」

Mさんの奥様もコレクティブハウスの暮らしをとても気に入っているそう。大阪から京都に移住したばかりの時に暮らしていた場所では、地域になじめず苦労したこともあったんだとか。

「ここだと自分の部屋でプライベートな時間も確保しながら、いい距離感でご近所づきあいができます。地方出身者が多く住んでいるので、疎外感も少ないですし。以前大きな台風があった時は、共有スペースでみんなで過ごしました。困った時に助け合える環境があるのは、とてもうれしいですね」

続いてお話いただいたのは、転勤で京都に移住することになり、入居を決めたSさん。Sさんも共有スペースをいたく気に入ってらっしゃるのだそう。

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(左側がSさん)

「僕は同僚を呼んでホームパーティを開催したり、自宅で仕事をする際に共有スペースを利用しています。クリエイターが多く住んでいるのも魅力の1つ。自分が起こしたプロジェクトのチラシのデザインやライティング、会場の手配から販売までをみんなに手伝ってもらったこともあります。ここをきっかけに色んな人とつながれたからこそ、実現できたことですね」

参加者からは「いい面ばかりお話いただきましたが、住みにくいと思ったことはないですか?」という質問がありましたが、三人とも「住みにくいところはない」ときっぱり。三人のお話から、コレクティブハウスでの暮らしの楽しさが存分に感じられる時間となりました。

互いの「楽しい」をシェアする暮らし方

最後に行ったのは「コレクティブハウスの暮らし妄想ワークショップ」。今夏、京都・出雲路橋近くに竣工予定のコレクティブハウス「coco camo(ここかも)」のパースや図面を見ながら、「コレクティブハウスでの暮らし」を妄想します。担当となる小山さんから「coco camo」についてご説明していただきました。

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賀茂川のすぐそばに建ち、1.5㎞圏内には下鴨神社、京都御所などの歴史ある寺社仏閣も多くある京都らしさを感じられる場所にある「coco camo」。徒歩圏内には、スーパーやパン屋さんなど暮らしに必要なお店もしっかり揃っています。

「coco camo」には広々とした共有部をもち、カウンターバーが設置されているエントランス、シンボルツリーがある共有テラスがあります。独立した個室も2階建てとなっており、1階はダイニングキッチン、2階は寝室と、空間にゆとりをもって暮らすことができます。

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(coco camoについて詳しくは、下記記載バックナンバーでご紹介しています。)

「coco camoは、共有部を必ず通らないと個室に入れない造りになっています。だから入居者さん同士の関係性作りがとても大切。そのためにも暮らしのルールを決めたり、共用部に何を置こうか考えたり、お互いが心地よく暮らせる場所をみんなで考えていきたいなと思っています」

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続いて今までの暮らしを振り返りながら、理想の暮らし方や、コレクティブハウスで挑戦してみたいことなどをワークシートに書き込んでいただき、参加者の皆さんに発表していただきました。

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今の暮らしについてお聞きすると、不満があるわけではないけれど、今までの生活に変化をもたらしたい、新しいコミュニティに飛び込んでみたいなどの答えが返ってきました。また、「coco camoでどんな暮らしがしたいか?」という質問には、「エントランスを曜日限定で開放し、近所に住むお年寄りや子どもが集まれる地域の拠点となる場所にしたい」「料理教室など、イベントを開催できるスペースとして使ってみたい」など、ユニークなアイデアが続々と発表されました。

また、一緒に映画を観たり、旅行に行ったりと自分の特技や趣味を共有できるような会を開いてみたいという意見も。共有部分が多くをしめるコレクティブハウスで暮らすことを不安に感じていた方も、「ワークショップを通じて理想の暮らし方を話し合ったり、入居者さんから直接話を聞いたことで安心感が出てきた」とうれしい言葉をいただくことができました。

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コレクティブハウスに実際に住む方とお話して、「この場所でどういった暮らし方ができるだろう」とリアルに暮らしについて考える機会となった今回のイベント。ただ暮らす場所を共有するのではなく、自分の好きなこと、得意なことをみんなでシェアでしながら、豊かな暮らしを実現できることが、コレクティブハウスの最大の魅力なのかもしれません。

また、5月には、工事中の現場を見ることができる現場見学会の開催を予定しています。(要事前申し込み)ぜひ見学に来て、暮らし方の想像をふくらませてください。

イベント当日は周辺散策もかねて、最寄駅からのルートをご紹介したり、工事中の建物の見学、漆喰左官体験ワークショップを実施します。職人さん指導のもと、実際に現場の壁に漆喰を塗り体験ができるそうです!

ほかにも、暮らしのルールをみんなで考える「暮らしの手帖ワークショップ」、エントランスの木を植える「植栽ワークショップ」などコレクティブハウスにまつわるイベントを随時、開催する予定です。参加者と作るコレクティブハウス「coco camo」のストーリー、興味のある方はぜひイベントに足を運んでみてくださいね。

お子様、ご家族での参加も歓迎しております。coco camoでお会いしましょう~!

セミナー参加者募集中!

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参加申し込みはプロジェクトページをご確認ください。
なお、お一人につき参加費が必要となりますので、ご注意ください。

詳細はこちら

バックナンバー

シェアハウスだけではない、共有する暮らし方「コレクティブハウス」とは?
~出雲路コレクティブハウス vol.1 ~

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プロジェクトリーダー・波多野のインタビューはVol.1をご覧ください。

詳細はこちら

「コレクティブハウス」で生まれるゆるく・やさしいつながり
~出雲路コレクティブハウス vol.2 ~

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プロジェクメンバー・小山のインタビューはVol.2をご覧ください。

詳細はこちら

施設名称とロゴが決まりました!
~出雲路コレクティブハウス vol.3 ~

青豆ハウス見学レポート (coco camoの間取りも発表!)
~出雲路コレクティブハウス vol.5~

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東京にある「青豆ハウス」の見学に訪れたレポートです。

詳細はこちら

八清のコレクティブハウス

八清ではすでに3棟のコレクティブハウスを運営中です!

随時入居者を募集していますので、各ページよりご確認ください。

そのほかシェアハウスもあります!

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こちらも随時入居者を募集しています!

詳細ページをチェックしてください。

詳細はこちら