2012年 4月 中旬 (晴) | 現場の様子  @アトリエウサギの家 | 近くの桜の様子:満開

Page8  現地打ち合わせの様子

大工さんの造作キッチン

完成が近づいてきた「アトリエウサギの家」。この日は、大工さんによる作業が終盤にさしかかった現場で打ち合わせがありました。上の写真では、キッチンに集まり、まだ設置されていない換気扇の位置と、その排気をどこに出すかが話し合われてれているところです。

大工さんに作っていただいたキッチンも、作業台がほぼ出来上がってきたところで、ガス台や流しをはめ込む枠がぽっかりと空いています。

写真に写っているキッチンの壁は、もともとの建物についていた壁をそのまま利用したもの。レトロな色合いの味わいある壁。キッチンの作業台と吊戸棚は集成材が使われ、木のあたたかみのある、優しい雰囲気の空間が作られています。(写真1)

作業台に開けられていた、これからシンクのすえつけられる位置をよく見てみると、大工さんの手によって細かな造作が施されています。(写真2)

「この作業は大変だったのでは?」
とウサギメンバーがひそひそ話していると、
「機械を使えば大したことないですよ。」
という頼もしい大工さんの答え。建物の大きな部分の補強から、細かいキッチンの造作に至るまで、大工さんの手を借りながら、改装は着々と進んでいきます。

風の通り道

前回の記事でお伝えしていたテラスも、だんだんと出来上がりの形に近づいてきています。

屋根にガラスが嵌まり、玄関扉が取り付けられる入口の壁、上部が開口になっている、背の高さくらいの塀など、完成した空間がある程度想像できるような形に。

(写真3)はアトリエ側からテラスを写した写真になりますが、テラスとアトリエを仕切る建具には、今開いているくらいの高さで、両開きの扉が入れられることが考えられています。

打ち合わせをしている最中、アトリエ部分に居ると、気持ちの良い風が吹き抜けていきました。
「良い風が吹いてるなあ。」と、藤井工務店の人見さんがポツリ。

この時点で大工さんの作業が一通り終わり、壁や屋根などの建物の形が出来上がった室内では、それぞれの窓にまだ建具がはまっていません。今は、完成した状態で窓を開け放っているのと同じことになります。

1階のプランを見ると、テラスからアトリエ、アトリエからキッチンへは、風の通り道ができており、1階の窓を開けておけば、自然にテラスから室内に風が吹きむことに。

この打ち合わせの日は、暖かく過ごしやすい天気でした。季節の良い時には、窓を開けて気持ちよい風を感じながら過ごせる家になりそうです。

テラスとアトリエの間の建具には、ガラスの嵌まる両開きの扉が考えられているので、ガラス屋根から落ちるたっぷりとした光は、扉を閉めても充分にアトリエに入ります。

玄関の照明

右の写真は、玄関での大工さんとの打合せの様子。
今から扉の入る開口が開いた脇には、照明がつけられることになっています。(下のイラスト)その照明の位置について、壁に目印をつける大工さん。

家の顔とも言える玄関につけられる照明は、外観の印象のポイントにもなるので、その位置は慎重に決められる…のかと思っていたのですが、結構すんなりと設置の位置が決められました。

イラストでも描かれているように、設計士の上西さんの頭の中にはその位置と完成のイメージがはっきりと出来上がっているのだろうな…と、打合せのやりとりを聞いていて思いました。

改装現場では色々な作業が同時進行で行われています。
どんな順番で作業が進んでいくのか、それぞれの現場により違いはあるのですが、こういった玄関の照明など、外回りの細かな仕様について決める作業は、ほとんど大工さんの仕事で完成に近いような段階での仕事。

この日はちょうど桜が満開になった4月の三週目、完成まではあと少しの春の日です。

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