新築分譲事業から中古住宅のリフォーム再販事業へ。
平成12年頃に大きく舵をきり、私たちは現在に至ります。

京町家・中古住宅のリノベーションを軸に、販売・賃貸の両面から暮らしの提案を行い、 住宅とともに、宿泊施設やシェアハウスなどさまざまな事業にチャレンジ。 京都の町並みづくりの一角を担う不動産会社として活動してきました。

弊社はスペックをおろそかにしているわけではありません。 古きものがもつ味わいや魅力を大切にし、お客さまの感性をくすぐる住まいや、 住む人の心が豊かになる暮らしの提案を行うことを大切にしています。

また、その建物がもつ価値を最大限に引き出し、住まいとしてだけでなく 資産としての活用も含めた提案を、全国・世界のお客様に向けて発信しています。

単にリノベーションすることが目的ではなく、これからの持続可能な社会に貢献するために、中古住宅に限らず、社会ストックとなりうる良質な住まいを提供することが私たちに課された使命だと感じています。

「地域景観を尊重したデザインにすること」
「地域資源を活用すること」
「環境負荷が少ない住まいを造ること」

これらに配慮しながら、最適な建築手法を模索し、お客様が愛着をもって長く住み続けられる安心・安全・快適な住宅を提供していく所存です。

不動産流通事業者として、歴史を重ねた京都の文化と魅力的な町並みを 未来へ継承しつつ、そして、新たに創造するべく一層の努力をして参ります。

2021年（令和3年）6月末日、代表取締役を退任し、西村直己へバトンを渡しました。

本来住宅の寿命は３０年ではありませんでした。
戦後の高度経済成長期に住宅が商品となり
「スクラップ＆ビルド」を基本として製造するものであると言われてから、
施工や評価の仕方が変わってしまいました。
京都には町家にみられるような、戦前の古い建物が数多く存在しています。
京都の美しい景観をつくる古い建物が、次々に取り壊されていく様子を 身近に目にするうちに、
中古住宅の持つ味わいや手入れされた経年美に目が留まり、私たちは住宅の基本に立ち返り、
築年数で評価をすることをやめました。
その代わりに、中古住宅の持つ潜在的な価値を損なう事なく再生し、
施工することで新築では味わえない住宅をつくることにしました。
私たちの再生(リノベーション)は昔のままの住宅に戻すものではありません。
居住者が暮らしを楽しむことを手伝うことを目的とし、
現代のライフスタイルを考えながら現状の住宅をより安全・安心な住宅にすること、
その住宅が地域の街並みに合っていること、又は地域の景観に寄与できること、
そして居住者が自然と共生しながら四季を感じることができる 再生(リノベーション)住宅を目指しています。
私たちは京都の居住文化を伝統と革新の中で住宅の再生（リノベーション）を提案し続けます。
京都で暮らしていただいて喜ばれる住宅づくりに社員一同邁進して参ります。