2012年 1月 下旬 (曇) | 打合せその① @ハチセ本社3階 | 持ちもの:設計図面、メモ帳、筆記用具

Page3  プラン打合せ ~キッチン~

仕切られたキッチン

そして、そんなテラスと同じくらい使い勝手のよさそうなのがキッチン。キッチンは、既存の家の形を生かして壁を残し、アトリエとは壁で仕切られた空間です。

オープンなキッチンも魅力的ですが、こんな少し「閉じた」キッチンも考え方としてはアリでは?

空間が広くオープンなキッチンだと、使う時の解放感や、リビングとの一体感はありますが、使ったモノを隠すこと、モノを少なくすることをしないと、どうしてもごちゃごちゃとして、人の目が気になってしまいがち。整理整頓の苦手な方にもオススメなのが、今回のような独立したキッチンです。

この「アトリエウサギの家」では、壁を設けてアトリエとの空間を分けています。
アトリエで集中したい時、ホコリのたつような使い方をする時にはキッチンはアトリエとわけられていた方が、使い勝手が良いと思います。アトリエに面したカウンターには引き戸が付けられて、アトリエとキッチンがつながる必要のない場面では空間同士を独立させることが出来ます。

空間に定位置を決める

「作業する」「集まる」「創る」アトリエと、「料理する」「食べ物をストックする」キッチン、家の中で用途に合わせて空間を分けることで、それぞれの行為が落ち着くだけでなく、壁の仕切りに隠れて散らかったものも目に付きにくくなります。

空間が適度に分けられている間取は使い勝手がよく、合理的だという考え方もあると思うのです。

一つの空間で色々なことが出来て、用途を問わない部屋も良いですが、この作業をする時はここ、くつろぐ時はここ、食事をするのはここ、読書をするのはここ、という風に、家の中に定位置を決めて暮らすことも悪くないかもしれません。

そして、この場所はもとから掃き出し窓のある部屋だったため、ガレージ側からの光が入る間取。アトリエで考えに煮詰まった時にはキッチンの椅子に腰かけて、お茶やお菓子で休憩したり、つかの間読書を楽しんだりも。

広い空間はあまり望めないウサギハウス、戸を閉じて空間を仕切って使う場面、開いて空間を繋げて使う場面のメリハリを付けて暮らす。そんな家もちょっと楽しいと思いませんか。

お料理教室

キッチンには、壁に沿ってL字型にカウンターが作られ、作業台と流し、コンロが並びます。

L字型のキッチンは、使い勝手を考えて調理機器を収納すれば、一つの動線で料理の作業が出来たり、ものをちょっと置いておくスペースを考えられたり。

つり戸棚が設けられていたり、壁に沿って収納家具を置くスペースが取られていたりと、収納力も充分。

料理が趣味の人は、食材のストックや、調理機器を置く場所にも困りません。ゆったりした広さなので、この間取なら家で料理教室をすることも夢ではないですよ。

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ウサギプロジェクトとは?