コワーキングとは?

「コワーキング(Coworking)」とは
共同という意味を持つ接続詞「co」と名詞「working」をつなげた造語。
単純に「共に働く」と訳される、
2005年にアメリカで生まれたワーキングスタイルのことです。

コワーカーが集まるコワーキングスペースは
日本でも2011年頃から都心を中心に広まり始め、
現在は地方都市に多数出現しています。

コワーキングスペースでは、
ワークスペースやミーティングルーム、キッチンなどを共同で利用しながら、
時間や場所にとらわれず、互いに独立した仕事を行い
スペースを共有しながら人とのつながり(コミュニケーション)をもち、
仕事の効率化やビジネスマッチングを図ります。

例えば、
月に何度か仕事で京都へ来るので少しデスクワークができる場所が欲しい。
PCさえあればどこでも作業できる職業なので立ち寄りで仕事をできる場所が欲しい。
仕事終わりに副業用の作業スペースが欲しい。
フリーランスでやっているが情報収集できる場が欲しい。

コワーキングスペースにはそんな人たちが集まります。

そんなコワーカーが集まる「コワーキングスペース」は簡単に言うと、

見知らぬ人が隣り合わせにコーヒーを飲みながらそれぞれの仕事をし、
ふとしたきっかけで会話が始まる・・・
そんなカフェと図書館の間のようなスペース。
ゆるいながらも、情報収集や新たなプロダクトを
生み出すきっかけを求められる場所だと言えます。

個から複数へ、つながりやコミュニケーションを求める現代人が
仕事を通じて仲間をつくり、さらには新たなアイデアを一緒にカタチにする。
そんな【協働】を生みだす新しい働き方とスペース、
それが「コワーキングスペース」です。

町家のプロフェッショナル八清が
路地奥の京町家で生みだす「働くための空間」

「京町家(屋)」とは町中にあり
同じ場所で働きながら暮らすことが前提にあった建物。
つまり住居と仕事場を兼ねる「職住一体」と表現されます。
(実際にこの路地奥の京町家も糸屋として商いをされていました。)

京町家は日々の暮らしにおいて“寒い暑い”といった季節のうつろいを、
目や耳や肌、五感で感じる本来の日本的空間。
木や土の香り、庭の移り変わり、路地奥の静寂、
昔の日本の良さがコンパクトに凝縮された密度の濃い空間。
ビルやマンションとは異なる、
五感に響く感覚がここにはあるはずです。

京都は「伝統」と「革新」が融合しながら1200年の歴史を重ねてきた町です。 
古都の歴史に倣い伝統を重んじながら、常に新しいものを生み出す
そんなコワーキングスペースを目指します。

特に今回は「暮らし」にまつわる仕事をする方々が寄り合う場となることを目指します。
設計士、インテリアデザイナー、コーディネーター、作家(照明、家具、ファブリックなど)、
住宅系Webデザイナー、写真家など、おもに「住まい」に関わる仕事をしている方を募集します。

古都京都から新しい「暮らし方」を創造し提案する場所として、
また路地奥の京町家が一軒、蘇る様子をともにご覧ください。