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今回はプロパティマネジメント部の辻がご報告します。

私は以前から行きたかった軽井沢の北欧ヴィンテージ家具の修繕・販売をされているhalutaさんに行ってきました。

北欧ヴィンテージ家具の魅力

デザインだけでなく、経年変化の美しさという点で多くの人が惹かれるのは私たちが扱っている町家と一緒ですが、どうして50年以上前の家具がたくさん残っているのでしょうか。

理由は北欧において家具は壊れたら終わりではなく、修繕して次の世代に引き継いで使うものだからだそうです。

そうして時を紡いだ家具が世界中で評価されています。

なかなか良いお値段ではあるのですが、修理して長く使え、値崩れしにくく再販できるので投資対象にもなるとも聞きます。

いつか一つは最高に気に入ったイージーチェアを一脚購入したいなぁと思っているのですが、購入するのであれば座り心地を試してから買いたい。

でも京都からだと軽井沢までなかなか遠い。

長年そう思っていたら、会社から「出張研修は自分の興味のあるところに行ってこい」ということになり、真っ先に思いついたのがhalutaさん。

当然、本社の家具のショールームを見に行きたいというのが一番なのですが、halutaさんは北欧家具の輸入・リペア販売だけでなく北欧の文化や暮らしを日本に広めるために不動産、建築、パン屋さんまで幅広く手がけられています。

家具だけでなくhalutaさんが手がける住宅を体験してみたいと思い、ハルタ一級建築士事務所さん(グループ会社)がリノベーションに関わり、北欧家具で設えられたホテル「232work&hotel」に泊まることにしました。

232work&hotel

ホテルのインテリアが楽しみすぎて、初の軽井沢ですが、ついて早々ホテルに直行しました。

駅から徒歩5分ほどの立地にあるホテルは2階建てで、1階はオーナーである武田さんのレストラン「カスターニエ軽井沢ローストチキン」のお店があり、2階にはコワーキングスペースと宿泊スペースがあります。

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お部屋の中に入るとシンプルながら洗練された雰囲気。

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ヴィンテージ家具だけでなく家電やお皿等の調度品もこだわりが感じられました。

テーブルには暖かいメッセージと一緒にグループ会社である株式会社ハルタさんのパンが置かれていて冷蔵庫にはワインまで入れていただいており、素敵なおもてなしに感激しました。

夜は心地よい間接照明で、ワインを飲みながらとてもリラックスして過ごせました。

朝はいただいたパンをオーブンで温め、可愛いお皿に並べて珈琲と一緒にいただきました。

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(どれも美味しかったです。)

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シンプルで美しい。

それでいて心地よい。

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今まで何となく、こんな素敵な家具に囲まれて暮らせたら生活が豊かになりそうと思っていたのですが、その予感が正しかったことを1日泊まって実感することができました。

インテリアの美しさだけでなくハルタ一級建築士事務所さんが手がける建物はデンマーク製のロックウールやデンマーク製の木製サッシ・トリプルガラスを使った高気密高断熱の住宅ですが、常に綺麗で快適な空気を循環させるために、外気温に影響されないドイツ製熱交換換気システムや除湿型冷暖房パネルヒーターといった環境負荷の低い空調を使って、エアコン・ストーブを使用しなくても北海道から沖縄までどこでも室内温度を22度前後にキープできるそうです。

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(除湿型冷暖房パネルヒーター)

どのくらい暖かく快適に過ごせるのか体験したかったのですが、訪問した時期が京都ではすでに桜が散り、軽井沢はこれから桜が咲く頃で、まだスプリングコートでは少し寒いといった日だったため、空調システムの真価は味わえなかったのですが、家の中にいて全く肌寒いという感覚はなく快適でした。

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(テラス席でまったりするのも気持ちよかったです)

ゆっくりパンを味わってから片付けをしてチェックアウト。

チェックアウトの際コワーキングスペースでオーナーの武田さんとスタッフの方からお話を聞かせていただきました。

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コワーキングスペースは天井が高く開放感を感じる作りでした。

個人的には狭い場所の方が集中できるのですが、ここならどの席でも集中できそうだと思える不思議な心地よさがありました。

1階がガレージになっていることや天井が高いことで、ハルタ一級建築士事務所さんが提供されているサステイナブル住宅の品質には少し劣るようですが、快適な空調は保たれているようです。

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(電話ブース。オンラインミーティングも遠慮なくできます。)

念願のショールーム

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ホテルをあとにして向かったのは念願の株式会社ハルタさんの本社。

あいにくの天気ですが、入る前からワクワク。

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建物にはいたるところに古建具や照明、トイレの鏡でさえ写真を撮りたくなるような設えでした。

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念願のショールームですが、たくさんの家具が整然と並んだ光景は圧巻でした。

実は株式会社haluta Livietさんは3年ほど前に神戸にもお店を作られており、そちらには訪れたことがあるのですが、これほどの数の家具は並んでいませんでした。

(残念ながら神戸のお店は今はありません。)

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ミナペルホネンのタンバリンの生地に張り替えられたソファをずっと狙っているのですが、ホテルでの体験もありダイニングテーブルや椅子や照明も北欧家具で揃えたいなぁと前より購入したいリストが増えてしまいました。

今回、興奮していたのか見直してみるとあまり上手に写真がとれていませんでした。

町家好きの方ならヴィンテージ家具もお好きではないかと思います。

軽井沢に行くことがあったら是非、haluta karuizawaさんに行って本物を体感していただきたいです。

また、現在京都藤井大丸4階で来年3月中旬までhaluta Livietさんのポップアップショップが出ています。

関西でhaluta Livietさんの家具が体感できる貴重な機会ですので、ヴィンテージもの好きの方は是非チェックしてみてください。

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八清社員が日本各地へ興味が赴くままでかけ、見て、聞いて、普段の業務では得られない知見を広めてきましたのでレポートします。

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