5月のとても天気の良い日に日帰り研修会を行いました。
行き先は神戸市兵庫区にあるバイソンです。
リノベーションにご興味があればピンと来られた方も多いかと思いますが、「廃屋グループ」が施主として施工され、シェアハウスやギャラリー、コワーキングスペースとして活用されている場所です。
神戸市兵庫区梅元町の村だから「バイソン」!なるほど...!
廃屋グループの代表である西村周治さんとは八清の会長 西村孝平が京都市の主催の「京都空家会議 KYOTO DIG HOME SAMMIT」で一緒に登壇させていただいたことがあり、"西村同士"としてもご縁を感じていたようです。
筆者個人的にはテレビで拝見したことがあり面白い人だなあと興味を持っていました。
当日、西村周治さんは体調を悪くされお会いすることは叶いませんでしたが、廃屋グループの方々にご案内いただきました。
センスが光る建物たち
ボロボロだった廃屋を無料でもらった建材などを使い、素人大工も含めた有志で費用をかけずに改装したそうです。
はじめに案内していただいたのは、兵庫県警の寮だった建物。
今の所有者に使っていいよと言ってもらったそうで、これからリノベーションするそうです。
シェアハウスとして利用しており、アーティストの方が絵を乾かす場所として使っていたり、生活感を感じられる部屋があったり、寮の名残があったり...
インベーダーゲームのテーブルやタバコ屋さんの入口などなど、面白いものが並んでいます。
よそではいらなくなったものもここでは居場所を見つけたように鎮座して馴染んでいて、いろんなものや人、すべてを包む包容力がリノベーション前だというのに(リノベーション前だから?)この建物にはすでに備わっていました。
どんな風になるのか楽しみですね!
続いて、北極点という名のシェアハウスへ。
目に留まったのはおしゃれなキッチンカウンターです。
廃材を藍で染めて1枚1枚貼り付けたそうです。
ストーブも現役で使っているそうです。
住人の方たちはおしゃれな雰囲気で、外国の方もいらっしゃいました。
次はバイソンギャラリーへ。
WebページでBeforeから改装中、完成の写真を拝見していたので、見ていたのはこれだ!とテンションが上がりました。
レンガの壁と擁壁が見られるようになっており、それもおしゃれです。
マンションのモデルルームのガラスを利用したそうです。
最後は高台にあるお茶室です。
なんと言ってもすごいのはこの床!
パズルのように木材が組み合わさっており、「すごい」と感動!!
縁側に座って見る景色もすばらしく、ずっとボーとできそうでした。
しかしながら、見学時間はここまで...
もっとゆっくりいろいろ見学させていただきたかったのですが時間の都合上終了となりました。
バイソンをあとにして須磨方面へ。
みんなでBBQをしました。
京都人は海を見るとテンションが上がります。(個人の意見です)
リノベーションの面白さを再認識
八清が商品として販売しているリノベーション住宅とは違ったアプローチのリノベーションで、リノベーションの原点を見たような気がしました。
そのまま貼るのもありだけど藍で染めてみたり、そのまま板を貼るのもありだけど木材をパズルのように組んでみたり、贅沢な空間とはなんだろうなと改めて考えさせられました。
廃屋グループさん、滋賀観光さんありがとうございます!
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