TsuTaKiでは、Junkな素材を活かすかということとともに、
暮らす人が自分の手でつけくわえることができる、ということを、
合わせて考えなければならない。具体的にはどういうことか?
例えば、壁一つにしても、後から好きに塗れるように。
例えば、後から棚を付けられるように。
例えば、取り外しもできる戸に。
例えば、タイルを貼ったりできるように。
ここに暮らす人が、「アレンジしてみたい、これなら自分でもできるだろう。」と、感じてもらえるところを想定した仕上げにするということなのだ。
今どきホームセンターに行けば大抵のものは手に入る。壁一つにしても、自分で珪藻土や漆喰を塗ってしまうことだってできる。戸を外してワンフロアの広いLDKのような空間にしつつ、間仕切り代わりに、収納棚を置いてみるのもあり。
この「アレンジ可能な」ことが、TsuTaKiの仕上げにおいて要となるのである。
自分でホームセンターに出かけて材料を揃え、汚れてもいい格好で、軍手をはめて作業することを想像してみると、なんだかワクワクしてこないだろうか??