Pro 平屋のJunk

ノート13 感覚的にJunk

ノート13 

完成が迫ったTsuTaKiの現場は、急ピッチで作業が進む。完成披露のオープンハウスの日程も決まった。詳細は後日の告知を待つとして。


今回の現場で何より難しかったのは、「仕上げ方」について、現場の職人さんと意思疎通を図ること。日ごろ、奇麗に美しく造り上げてもらっているため、「荒く、でも手を抜くということではなく、あえてムラを出す、残す」という類の意図がどうしても伝わりにくかった。 


JunkStyleは型にはまったものではなく、そこにあるものをJunkだと当人が思えばJunkになる、どちらかというと「感覚的」なものではないだろうか。その根底に共通するのが、「古いものに愛着を持つ」「もったいない、まだ使える」という感覚。 多少マニアックなトレンドであり、そんなJunkStyleの雰囲気を言葉で分かってもらうことは並大抵のことじゃない。


でもなんとかこちらの意図をつかみ取ろうとしてくださった職人さんたちのおかげで、とても良いJunkな味のある雰囲気が出てきている。 昨日までに床が貼られ壁の塗装も終わり、8割方の完成を迎えたが、塗装が入るとグッとJunkらしい雰囲気になっていて、自分でプランニングをしたのにも関わらず、ものすごく嬉しくなってしまった。



完成直前のB号地をご覧頂こう。


玄関の壁はアレンジしやすいよう浮づくり風に板を貼り、足元はイチオシの上海レンガを敷き詰めている。上海レンガは、とある美容室のアプローチに使われていて、雰囲気がとても良かったのでオーナーに教えてもらったのが始まり。




こちらは元々この家に貼られていた床板を再利用。傷ついていたり汚れがついているけど、いい味を持っていたので是非使いたかったものの一つ。

カフェや雑貨店のような、ゆるい空気を足元から造り出してくれる。








元々隣のA号地にあった流し台を入れ替えて再利用。なにやら昭和な空気が漂う。トタンを貼った壁には、古いガス管を取りつけ、フライパンや鍋の蓋、お玉などをひっかけられるようにした。



後は、家具選びに小物選び。Junkな雰囲気に欠かせない配役を考えてやらないと。

お披露目となるオープンハウスは2/4・5(土日)
(※上記日程のオープンハウスは終了致しました)

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