Pro 平屋のJunk

ノート12 Junkな小物たち

ノート12 写真1

いよいよ完成が見えてきた年明け。
「ジャンク」という特異な仕上げにしたいという意図を、 職人さんたちに伝える難しさを改めて感じるこのプロジェクト、工事もようやくラストスパートである。

さて、TsuTaKiにおいて欠かせないのがジャンクなテイストの小物類、つまり「古道具」である。錆びついていたり、 壊れかけているような古道具も、骨董市や蚤の市では人気商品。京都であれば、毎月25日は北野天満宮のがらくた市、21日は東寺の弘法市とか。

言ってしまえばガラクタなのだが、新品にはない味わい、そして新品ではないからこそ大胆に使いみちを変えたくなるのも、また魅力の一つ。古家を多く扱っているとたびたび出会う古道具、今回の物件でも少しだが使えそうなものがあったので残していた。 埃を落とし洗って磨けば、まだまだ使うことができるはずだ。



ノート12 写真2


年季の入ったブリキのバケツ。 傘立てなんかにいかがだろう?あるいは、寄せ植えに。



まるでUFOを思わせるフォルムは、羽釜。 電気釜が普及する昭和30年頃まで広く使われてたそうで、火加減の調整が難しいとか。おくどさんで炊かれていた姿を想像したくなる。こちらはあっと驚く使い方を検討中。



お次は給食の時間に出てきそうなアルミの盆。しっかり洗えば、調理前の野菜を置いたり、食器類の水受けにも。



次に、つきたてのお餅を並べてみたい木製の餅箱。一時的に新聞や雑誌を入れておいたり、コレクションケースにもできるかな。




次はレトロな卓上照明。小さいころ暗いところで本を読んでいると、目が悪くなる!と言われパチっと点けられたことを思い出す。 このあたりは飾り物として使う。



そしてすでに小物とは呼べないが、ミニキッチン。
ステンレス製の流し台はまだまだ活躍してくれそうなので、しっかり磨いて蘇らせる。 キャビネットはすでに中身がなかったので、棚として加工。



これら以外にも、家具屋さんと相談しながら、ジャンクな室内空間に花を添えてくれそうなモノたちを検討中。

もったいない。使えるものはどんどん使う。それがTsuTaKiの信条なのです。

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