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住用鉄骨の家

 

 2010.8.28
DIY作業の下準備

この家では、住む人本人が自分で改装作業を行う「DIY」という考え方を取り入れたリノベーション計画が考えられています。

壁や床、天井は鉄骨造のため、下地はコンクリート。上に貼ってあるクロスやビニールシートをべりべりはがすと上の写真の状態に。

下地の状態を見るためと、解体の時に手間を省くため、一部がはがされています。

 

このビルは築20年を経過していますが、鉄骨造なので、構造の傷みをあまり考えないで良いというメリットがあり、

ビルではマンションと同じように1部屋を一つの箱のように考えることが出来ます。

 

DIYを行うことが考えられているのは、主に壁面の塗装です。

ビルのリノベーションでは、壁の面積が広く、たっぷり塗る場所があります。

 

天井も、今の天井をはがして、コンクリートでで出来た梁や天井を真っ白く塗装します。

 

床については、「セメントフィラー」と書いてありますが、まさにセメントの灰色の床になります。

 

そう、この家の床はセメントという異色の素材を使用します。
その決定は設計士さんの提案と、ここで暮らす方によって行われました。

 

これだけの面をフローリング敷きにするには予算がかかるとのことで、とりあえずは、フローリング無しでセメントの床を想定してみることに。

セメント塗りにしておけば、下地まで塗った状態と同じことなので、後でフローリングを貼りたい、という際にも楽に行えます。

 

セメント塗り、なんだか素材感が出て、今までのNOSTA&ZATTAのテイストとはまた少し違った、カッコ良いリノベーションになりそう。
スリッパや靴を脱いで過ごしたい部分はカーペット敷きにするなど、住む人が間取を自由に想像出来る楽しさもありますね。

 

暮らす人の意見を柔軟に取り入れるZATTAの住まい、ハチセではそのリノベーションの相談も随時受け付けています。

 

↑ビニールシートをはがした後のコンクリートの床。ザラザラしたラフな素材感がカッコ良い。