路地に灯る町家 ― 東山光彩 ―
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- タイル
- 庭
襖は、空間を分けたり一つにつなげたりと、日本の暮らしに寄り添ってきた伝統建具です。
その中でも“唐紙襖”は、版木による手摺りや文様の表現など、伝統技法を用いて仕上げられる特別なもの。紙そのものに意匠が宿り、住まいに静かな華と上質さを添えます。本物件では、1階と2階に異なる図案の唐紙襖を設え、空間や時間の移ろいを愉しめるしつらえとしました。
かつてのトオリニワを吹き抜け階段として再構成し、足元には土間の質感を残した床を採用。1階の土間には庭へとつながるガラス扉を設け、奥まで光が届く“抜け感”のある空間に。屋内と庭がゆるやかにつながり、通り庭の名残が息づく、心地よいひろがりが生まれました。
ラフランス型の照明や襖の曲線模様など、やさしいフォルムを随所に取り入れ、空間に柔らかな遊び心を散りばめました。水まわりも丸い鏡で統一し、バスルームの2つの鏡は磁石で着脱可能。使い方に合わせて位置を調整できる、ささやかな楽しさのある仕掛けです。















