ON/OFFを切り替える家
- 京町家
- タイル
- 黒い家
「家で働く」スタイルが身近になった昨今、会社に所属しているかどうかに関わらず、「家」と「仕事場」の境界線が無くなり始めています。
今回はそんな現代の暮らしにスポットを当て、「住居としての機能を持ちながら、加えて職場としての機能も兼ね備える」心地よい空間を作り上げました。
プライベートゾーンとパブリックゾーンをしっかりと、そして緩やかに区切り、お仕事時間もくつろぎ時間も大切にした空間構成で、おひとりさまの豊かな暮らしを想定しました。
来客に対応しにくい、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちなどSOHOのデメリットを解消するため、1階のパブリックゾーンと2階のプライベートゾーンで空間が切り替わります。
普段は1階窓辺のカウンターテーブルで仕事に専念し、来客があるときはリビングダイニングが接客用のスペースに。OPENにもPRIVATEにも、働き方によりフレキシブルに使える多彩な空間となります。
ワークスペースに繋がる階段はただ単にフロアが変わるだけではなく、パブリックゾーンからプライベートゾーンへ移る入り口でもあります。
階段に上がると京町家ならではのゴロンボ(太鼓梁)を意匠とした表し勾配天井の寝室。
ワンフロアにまとめたプライベート空間でありながら、ベッドヘッドとしても使えそうなアクセントウォール一面が設え、窓際にはちょっとした作業ができるデスクも備えます。







