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今回のまちブラは「壬生(みぶ)」です。

この壬生という地域は、新選組ゆかりの地としても知られており、名所旧跡が多く残っています。

京都の中心地からも近く、多くの人が住む住宅街で、京都の有名観光スポットとは違う表情を見せています。

阪急京都線・大宮駅や嵐電・四条大宮駅、JR丹波口駅、バスもたくさん通っているので、京都観光の穴場をお探しの方や、京都市内に住んで通勤するにも便利な場所です。

壬生は一体どんなまちなのでしょうか?

隠れた名店をたくさん発見しましたよ!

新選組が訓練した場所「壬生寺」

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まずは新選組ゆかりの「壬生寺(みぶでら)」へ向かいましょう。

仏光寺通りを歩いていると、渦を巻いたような大きな円錐形の構造物が見えてきました。

その迫力に思わず「おぉ」と声が出てしまいましたが、よ~く見ると沢山のお地蔵さんが並んでいます。

この千体仏塔にはちょうど1,000体安置されているそうです。

こちらが最初の目的地、正暦2年(991年)に創建された「壬生寺」です。

壬生寺は平安時代、白河天皇の信仰を受け、京都御所から見て裏口の鬼門にあたる場所にあり、厄除け開運の寺としても知られています。

2月には900年の歴史を持つ「節分会(せつぶんえ)」が行われます。

多数の地蔵菩薩が祀られていますが、中でも本尊の「延命地蔵菩薩」、壬生狂言の舞台である「大念仏堂」は重要文化財に指定され、毎年盛大に行われている「壬生狂言」は700年もの伝統があり重要無形民俗文化財になっています。

室町時代作を含む190点以上の壬生狂言仮面も残っています。

また、幕末の志士・新選組は文久3年(1863年)にここ壬生で結成し、ゆかりの地として近年注目が集まっています。

幕府浪士組が入京し、壬生浪士組は会津藩の下で京都の治安維持にあたり、のちに「新選組」の名が与えられました。

壬生寺は、新選組が大砲や剣術、馬術の訓練をした場所でした。

その境内には、新選組局長・近藤勇の像と、壬生浪士の初代筆頭局長・芹沢鴨や池田屋騒動で亡くなった隊士を含む11人が祀られている壬生塚があります。

池田屋騒動があったとされる7月16日は毎年「新選組隊土等慰霊供養祭」が行われています。

新選組屯所跡の「八木邸」や「前川邸」も近くにあるので、新選組が通った同じ道を歩いて思いを馳せてみるのもいいですね。

壬生寺

京都市中京区壬生梛ノ宮町31

9:00~16:00(阿弥陀堂公開時間)

Webサイト

新選組ファン必見「だんだら珈琲店」

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壬生寺の駐車場脇に新しく出来たコーヒーショップです。

名前の由来は、新選組の旗や羽織りにあるギザギザ、あれを「だんだら模様」と言うそうです。

さすが新選組ゆかりの地にあるカフェですね。

気分が上がります。

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メニューを見ると珍しい名前の商品が多数あり、どれにしようか迷ってしまうほどです。

店長さんにおすすめを尋ねると「アジカツサンド」と「壬生トースト」とのこと。どちらも和風で美味しそうなので2つとも頂くことにしました。

地名のついた「壬生トースト」は、壬生のパン屋さん「マンハッタン」のトーストに、壬生のお漬物屋さん「まるたけ」の壬生菜とちりめん山椒を使うなど地元の味にこだわっています。

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ハンドドリップは注文後に豆を挽いてくれるので、コーヒーのいい香りが一気に立ちこめて、楽しみが倍増。

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そして何といっても"映える"のが、白と水色が鮮やかなソフトクリームの「だんだらソフト」。

こちらは新選組のだんだら模様と色をイメージしています。この日は暑かったので、「だんだらフロート」をその場でいただくことにしました。

ソフトクリームの下でシュワシュワ弾けるカルピス風味の炭酸は、懐かしいソーダの味です。

見た目にもブルーが綺麗で爽やか、冷たいソフトクリームも季節で味を変えているそうで、夏季限定商品なんです。

ちょっぴり塩味でミルクの甘味が引き立ち美味しかったですよ。

店内にはオリジナルイラストのステッカーやポストカードなどここでしか買えない新選組グッズもあったので、ファンでなくても要チェックです。

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だんだら珈琲店

京都市中京区壬生梛ノ宮町26

営業時間:10:30~21:00(金・土)、10:30~17:30(日)

コロナ禍で金土日のみの営業になっています。最新情報はSNSでご確認ください。

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和菓子作り体験「菓舗歩」

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次の目的地は和菓子屋さん。

地図を見ながら歩いて行きましたが、通りを1本中へ細道を入って行くので「ここで合っているのかな?」とちょっとドキドキ。

住宅街の角に見えてきた町家を改装した新しいお店が「菓舗歩(かほ・あゆみ)」です。

隠れ家的で知る人ぞ知るお店といった佇まいで、ワクワク感を掻き立ててくれます。

オーナーにお話しを伺うと、実はこちら、以前に八清でご購入いただいた町家でした。

こうして取材をさせていただけるなんて不思議なご縁ですね。

こちらはお団子が美味しいと評判の和菓子屋さんですが、まだ始めたばかりという予約制の「和菓子づくり体験」に挑戦しました。

費用は1人1,000円、持ち物はエプロン、三角巾、マスク。

手軽に和菓子作り体験が出来るのも嬉しいですね。

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この日は涼やかな見た目の寒天と色鮮やかで可愛い金魚と白餡を浮かべた錦玉羹(きんぎょくかん)「水遊び」を作りました。

丁寧に教えて下さるので初心者やお子様にもおすすめです。

型(かた)と色の組み合わせで、自分だけのオリジナル感が楽しめます。

作ったお菓子は自分で立てたお抹茶と一緒に頂けます。

7月下旬の真夏日だったので、冷たい抹茶をリクエスト。

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自分で作った和菓子って格別ですね。

まるでアクアリウムのような美しさ・・・思わず360度じっくりと眺めてしまい、食べるのがもったいないくらいですが、甘い和菓子とまろやかな苦味の抹茶はやっぱり良く合います!

目で涼んで舌で味わい、日本文化を感じる充実感したひと時でした。

和菓子だけではなく洋菓子にも挑戦されていて、自信作という新商品「ショコラプリン」は絶品でした。

なめらかな舌触りで口の中に入れるととろりと溶け、冷たくてほんのり甘くココアの香りが口の中に広がります。

濃厚で美味しく、あっという間に頂きました。

京都の有名老舗和菓子店で長年修行された職人でもあるオーナーの趣味はスイーツ巡りとのこと。

今は金・土・日にお店を開けており、和菓子作り体験会は月1回開催していきたいそうですよ。

詳しくはInstagramを確認して下さい。

菓舗歩(かほ・あゆみ)

京都市中京区壬生高樋町65-27

営業日:金・土・日(毎月Instagramでお知らせ)

営業時間:11:00~16:00(売り切れ次第終了)

Instagram

都会のオアシス「光徳公園」

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さて、JRの高架下を超えて松原通りを東に歩いていくと緑に囲まれた交番が見えてきました。

その奥の公園はまち中にしては結構大きく、お子様が走り回ったり、わんちゃんのお散歩にも十分な広さです。

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小さい遊歩道は緑に囲まれたトンネルのよう。

屋根やベンチもあってのんびり気分転換にも良さそうです。

光徳公園

京都市下京区中堂寺命婦町20-20

MAP

Webサイト

黒染め一筋100年「京都紋付」

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昔ながらの景色が残る壬生京極商店街の周辺を歩いていると、沢山の染め物屋さんの看板が目に入ってきます。

昔の京都では同じ業種が同じ通りに集まることが多いのですが、この辺りは染物屋さんが集まっていたんですね。

その中でも立派な看板が目立つ、黒に特化した黒染め屋さん「京都紋付」にお邪魔しました。

その取材のお話はまた次回、10月にお届けする予定です!

京都紋付(きょうともんつき)

京都市中京区壬生松原町51-1

京都紋付サイト

黒染めサイト

包丁のプロ「食道具竹上」

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「包丁研ぎます」の看板が目に留まりました。

包丁を研いでくれるお店ってどんなところだろうと気になり立ち寄ると、包丁のディスプレーが美しい食道具屋さんでした。

包丁ってこんなに沢山種類があるのかと驚かされます。

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食道具の専門店って珍しいですよね。

オーナーの名刺には「包丁コーディネーター」の肩書き。

お話しを伺うと、包丁コーディネーターは日本でもかなり珍しいそうです!

オーストラリアでプロのスキューバダイビングのインストラクターをされていた際、海外に出て日本と京都の食文化の素晴らしさに気がつき、この世界へ飛び込んだそうです。

オーナーによると、食材に合わせて刃物を変えるのは、日本独自の文化とのこと。

そして、どんなに高い包丁でもやはり手入れは必要で、1~2ヶ月に1度は磨いた方が切れ味が違うそうです。

包丁は毎日使っていても、ここまで包丁について深い話を聞いたことがなかったので、ちょっと立ち寄ったつもりでしたが大変興味深い話しをたくさん聞かせていただきました。

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こちらでは包丁の研ぎ方講習会(3,300円~)もされています。

研ぎ方を一度でも習っておくと一生使える技術になりそうですよね。

とてもお話しがお上手なのも当然、全国各地を飛び回って講習会をされているそうで、専門職だからこその相談にも乗って頂けるそうですよ。

今日はたまたまお店にいらしたそうで運が良かったです。

料理教室も開催していて、この日はちょうど奥にあるカウンターで行われていました。

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また、古くなった包丁の手入れ、柄の取り替えなど、自分に合った包丁を見立て試して、「本刃付け」の仕上げ磨きを店内でして下さるそうです。

毎日使う物だからこそ、ストレスのない物がいいですね。

持っている包丁を研いでもらうことも可能で、預かり期間は通常1ヶ月以内。

包丁の状態により仕上がり日が変わるそうです。

気になる料金ですが、一般的な家庭用の包丁は、「研ぎ代(1,800円~)+更生代(0円~)」とのこと。

包丁の種類や状態によって変わるそうです。

とても気さくな方なので、気になった方はこの機会に相談してみてはいかがでしょうか。

食道具竹上

京都市下京区黒門通高辻下ル杉蛭子町238-2

営業時間:10:00~17:00

定休日:日曜日

Webサイト

青春の味「まるき製パン所」

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大宮通をさらに東に渡って、今回最後の目的地は1947年創業から75年、現在は2代目が経営されている人気の老舗パン屋さん「まるき製パン所」です。

大人気のコッペパンにオリジナルクリームやお惣菜を挟んでいて、どれも馴染みの深い味で学生さんにも大人気です。

人気商品は午前中になくなってしまうそうなので、次は朝から買いに行ってみます。

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こちらのお店はなんと毎朝6時30分に開店!

オーナーが毎日4時台から仕込みをしているそうです。

売り切れ次第終了とのことですが平日は20時まで営業しているので、社会人にも嬉しいですね。

目の前に専用駐車場もあり、遠方から車で買いに来るお客様もたくさんいらっしゃいました。

取材中もお客様が絶えないほどの人気です。

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人気商品の1つはハムカツサンド。

食べやすい細めのコッペパンにキャベツの千切りがぎっしり。

揚げたてサクサクの衣に素朴な味わいのハムカツ、これは間違いない美味しさ。

どのコッペパンもいくらでも食べられそうです。

たくさん買って正解でした。

種類が多いので、次は何を食べようかな~と迷うのも楽しみの1つですよね。

まるき製パン所

京都市下京区松原通猪熊西入ル北門前町740

営業時間:6:30~20:00、日・祝日 6:30~14:00(売れ切れ次第終了)

Instagram

まちブラマップ

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八清でもこれまで多くの壬生の物件をご紹介していますが、まちを歩いて、京都らしい暮らしを楽しむにはぴったりのまちだなあと感じました。

ぜひ参考に、まちブラを楽しんでください!

近くの物件あります!

【売買物件】 京の趣を味わう、壬生の町家

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壬生寺の西側にあるこぢんまりとした京町家。閉鎖登記簿によると昭和24年(1949年)には存在していたという記録があり、当時の土壁や天井、通り庭など京町家の意匠が残されている趣深い物件です。

詳細はこちら

【売買物件】壬生寺東の路地奥平家

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新選組ゆかりの寺「壬生寺」の東に建つ、路地奥に佇む改装済みの平家。阪急京都線「大宮駅」、JR山陰本線「丹波口駅」が徒歩圏内にあり、観光の拠点として利便性の良い立地です。コンパクトな間取ですが、坪庭や床の間などが設けられ、京都らしい風情を感じられる造りとなっています。

詳細はこちら

※2022年8月制作時点の情報です

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