Pro 平屋のJunk

ノート9 融合する壁

ノート9 写真A号地

さて、気になる外壁の話。
このサイトの中でもちらちら出ている、
下見板貼りの外壁。(これはA号地)

年月で風化したTsuTaKiで是非活かしたかった素材の一つ。職人さんに無理を言って、割れないように一枚づつ剥がして残してもらった。


Y棟梁 「ホンマにこれ貼るの?痛んでて使えないのもありそうやから、
足りなくなると思うわ。」

Fujii「足りなくなったらとりあえず新材であててください。塗装で色を近づけようと思うので。」


職人さんにとってみれば、通常なら取り壊すようなものを、あえて使いたい、あえてそれが良い、という言葉にどうも慣れないらしい。

でもここは理解しづらいことを承知で。


ノート9 写真A号地

そして後日、現場に行くとこのように。
Y棟梁「これ、ホンマにエエの?」
職人さん 「今のとこイイって言ってるのFujiiくんだけやで。」

と、訝しげに見てくる二人。


Fujii 「まあ、今の状態ではしょうがないけど、これがイイ。でも塗装だけではキズや傷みの差は埋められ無さそうですね。さあ、どうしたものか・・・。」

 

要するに、古く見えるように加工したい。


使えるものはとことん使う、そして、足りなければ自ら作る
それが、Junk Style TsuTaKiの精神。


塗装とその後をどうするか・・・また次回に。

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