ジャンクの精神性や、素材、仕上げのことばかり語っているが、
プランニングをおろそかにしているわけではない。
冒頭で２軒の小さな小さな平屋と書いているが、本当に小さな平屋。
簡単な概略図がこちら。

この小さなハコの中に、Ｊｕｎｋな要素をぎゅっと詰め込み、
同時に暮らしやすさということも考えねばならない。

ＴｓｕＴａＫｉではテーマがＪｕｎｋだからと言って、全てが古いモノであるつもりはない。そこはやはり、基本的な暮らしの不便さは解消したいと考える。だから、元は無かったお風呂を設け、手洗いなど水廻りは気持ちよく新しく。エアコンや電子レンジも使えるように電気回路数も増設。

もちろん、外からは見えない躯体構造もしっかり補強。腐食した柱は取り替えや添え柱を、シロアリ対策も欠かせない。京都の灼熱の夏・極寒の冬をしのぐためにも、断熱材も忘れずに。

Ｊｕｎｋな部分とそうでない部分、メリハリがあるからこそ、
長く暮らしを楽しめるのではないだろうか？