ビル部レポート暮らしと事業をつなぐ、3階建ての自由空間
【L型ビル記#2】
自由度の高さが魅力の3階建スケルトンビル
前回のレポートでお伝えした、下京区のとあるビル。
現在はスケルトン状態で、3階建・奥に細長い形状を活かして、さまざまな使い方が考えられます。このビルは、住宅では難しい、複数の機能を持たせられる広さがあり、複合的な用途を想定すると、とても面白い空間になりそうです。

フロアごとに異なる使い方をしてもよし、階をまたいだプランを組むのもよし。自由度の高さが魅力です。
プラン① 自宅+事業スペース
まず考えたのは、「住まいながら、他の階で自身の事業を営む」というプラン。
ビルの自己利用+収益という使い方は、税制面での優遇など、さまざまなメリットがあります。(詳しくはこちらの記事へ)

プラン② 複合テナントビル
次に、建物全体をテナントとして運用し、複数の店舗に貸すプラン。
- 1階:カフェ
- 2階・3階:ヨガやフィットネススタジオ、ネイルサロン、美容院など
健康や美容をテーマにした複合施設として、男女問わず利用できる空間を想定しました。

プラン③ セカンドハウスシェア
最後に、八清ならではの「SymTurnsの仕組み」を活用したセカンドハウスシェアを組み入れたプラン。
このアイデアは、岡崎で八清が運営するリノベーションビル「amu」で実際に採用されています。
セカンドハウスシェアの利用者は、サブスクリプション契約で半年や1年単位の利用も珍しくなく、毎月や季節ごとに京都に滞在する方が、1階や2階の店舗の常連になる…そんなつながりも生まれるかもしれません。

ビルの持つ可能性を実感
どのプランも共通しているのは、「居住だけでない複合用途」という点。
複数の店舗やサービスが入ることで、さまざまな視点を持つ利用者が集まり、このビルの中に小さな経済圏が生まれます。
営業担当がこうしたプランを練り上げる過程で、ビルが持つ可能性を改めて感じました。
次回からは、さらに踏み込んだ建築の実務のお話。
適法性を高めるためにどのような調整を行ったのか、工事がどのように進んでいるのか――そんな裏側を少しだけご紹介します。
ぜひ次回もお楽しみに。
