平安の頃大内裏に接していた地域であることから、「西ノ京」と呼ばれるエリアのご紹介です。 西ノ京のなかでも、この家がある西月光町は二条駅の西側に位置し、駅チカでスーパーやドラッグストアなど生活に便利な施設が揃った利便性が高く人気のエリア。

このあたりは街中とは違ったローカルな空気感が流れており、古い建物と新しい建物が混在する面白さがあります。車が無くても徒歩や自転車でどこへでも出かけられ、メディアで取り上げられるような京都のイメージとは違う、リアルな京都を楽しめる場所です。

必要に応じて手が加えられてきた、コンパクトな平家の町家。
見た目のコンパクトさとは裏腹に、床下収納と中二階があり、小さな家でも空間を最大限に使おうという工夫が見られます。 キッチン、お手洗いなど、必要最低限の設備は整えられていますが、お風呂は備えられていません。
古い建物が数多く残る京都ではお風呂の無い家は珍しくありません。その代わり、年々数は減りつつありますが、地域に根ざした銭湯が市内のいたるところに点在しています。

徒歩約10分圏内には市立壬生浴場、芋松温泉（外部リンク）、五色湯（外部リンク）、花の湯（外部リンク）などがあり、銭湯文化が盛んな京都ならではの、銭湯めぐりという新しい趣味もできるかもしれません。