
    
JR山陰本線に乗ると、丹波口と京都駅の間を通過する時に見える、
京都市中央卸売市場。
        どんなところだろうとずっと気になっていたのですが、
訪れる機会がなく、いつか行ってみたいなぁと思っていました。
ウサギプロジェクトの担当である浜田さんのお誘いで、
七条エリアの街歩きイベントへ行ってきました。
「うさぎ食堂」のコンセプトは「人々の集まるあたたかな食堂のような家」。
        それは、七条エリアには中央市場があるからにほかなりません。
この地域一帯は「食」のエリア。
市場周辺のお店は市場から仕入れた新鮮な食材を使った飲食店や
プロの方御用達の専門道具店がたくさんあります。
周辺の商店では、お店によっては一般でも、少量でを購入できるみたいです。
お店の方に相談してみてくださいね。
ちなみに中央卸売市場は業者さん向けなので普段、
市場内に一般の人は入ることはできませんが
毎月1回第2土曜日にイベントが開催されているそうです。
【一般公開イベント概要】
毎月1回,第2土曜日に京都市中央卸売市場市民感謝デー「食彩市」を開催します!
アマグロの解体・即売
            プロの迫力ある技を披露!解体したマグロはその場で販売します!
イ魚さばき方教室(1回:500円)
            プロが上手なさばき方を実演講習。魚の三枚おろしに挑戦してみましょう!
ウ塩干物店舗イベント
            塩干物店舗にて300円以上の商品を5店舗で購入した方に抽選で豪華賞品が当たる「スタンプラリー」や,「ちりめんじゃこのつかみ取り(1回:500円)」を実施します! 
※こちらは過去のイベント情報です。
今後開催されるイベントの情報についての詳細は京都市の公式サイトをご覧ください。
興味のある方は早起きをして、是非行ってみてくださいね。
さて、今回の取材では地元出身のガイドの方が、
地元の人しか知ることのない市場周辺の商店を詳しく案内してくれました。

まず驚いたのが、この市場エリアに活気がある時間帯。
        私たちが訪れたのは朝10時頃だったのですが、
もうその頃には多くのお店が片付けをはじめていて、店じまいの雰囲気。
ガイドのお姉さん曰く「ここは今、夕方くらいの感覚ですね」とのこと。

こちらは鮮魚店前。

特別にマグロを解体する作業を披露して頂きました。

まるまる一本からさばかれたばかりのホンマグロです。

食品店のおばあちゃんが、野菜の飾り切りを披露してくれたり…

こんな大きな昆布がずらりと並んでいたり…

葉っぱごとのワサビ、スーパーではなかなか見かけませんよね。
        すりおろしたてのワサビをさきほどの本マグロと…
        豪華な食卓になりそうです。
        

なんとこちらは仕出し弁当用のだし巻き卵専門店。
        出汁が効いていて、ふわふわで、さすが専門店、というお味でした。
持ち帰りで購入することもできます。
ただし、売り切れ次第、店じまい。この日はお昼前には完売したそうです。
その他にも、金物屋さんや包丁屋さんなど専門道具店などがあり、
見ているだけでも楽しくなってしまいます。
    お料理が好きな方は、こだわって揃えてみるのも良いかもしれません。

たくさん歩いたあとは、お昼ごはんです。
        仕入れたばかりの新鮮なお魚を使ったお刺身定食!
こちらのお店は店頭でお惣菜の販売も行っています。
晩ご飯のおかずにぴったりですね。
半日歩きまわって感じたこと。
            それは「ここの人たちは、ちゃんと生活をしているなぁ」ということです。
            今回の街歩き、ほんの300メートルくらいの圏内だったのですが
            その中に人々の生活がぎゅっと密集していました。
西七条は、有名な観光地があるわけでもなく
            大きなショッピングモールがあるわけでもありませんが
            地元の人たちが、しっかりと地に足をつけて、
            自分たちの営みを行っている地域だと感じました。
卸売市場や商店のエリアからもう少し足を伸ばすと
散歩にちょうどいいくらいの距離に梅小路公園があります。
地元のお店をぶらりと散策しながら、梅小路公園でのんびりとする休日、
いかがでしょう。