Vol.4 現場見学会の様子

今しか見れない伝統構法の裏側

曇り空で時おり小雨が降る足元の悪い中、たくさんの方々にご来場いただき、ありがとうございます。

京つむ木のプロジェクトは、新築京町家4棟を奥から順番に伝統構法で建てています。
そんな現場だからこそ様々な工程を、一度で見ていただける現場見学会を開催させていただきました。

今回は、ちょうど竹小舞・土壁の作業を進めているタイミングでした。
それに加えて、(有)梓工務店の職人さんにご協力いただき、金輪継ぎの実演もご用意しました。

①金輪継ぎの実演
②竹小舞を編む作業
③荒壁を塗った状態

金輪継ぎ

①の金輪継ぎについては、Vol.2 で イラストを使用して説明しましたが、今回はよりわかりやすく実演していただきました!
繊細な刻みの技がわかる瞬間を動画でご覧ください。

真ん中の再生ボタン▶をクリックすると動画を見ることができます。

竹小舞

ちょうど竹小舞を編む作業されていた職人さんに、お話が聞けましたので一部をご紹介します。
「竹のしなやかさが圧力を逃がす構造なので、壁の破損を防いでくれます。
竹小舞を編む作業は、壁の土台となるところなので、気が抜けません!」

「台風21号で土塀(どべい)が落ちているのを見ましたが、中(竹小舞)は組んだ時のままでした。
竹の保存性が非常に優れていることを改めて実感しました。
そして、この現場でも組む作業の途中で今回の台風21号が来てしまいましたが、何ともなかったですよ。
竹がしなるので、力を受け流すんです。」とお話してくださいました。


土壁

奥側の棟は、左官屋さんによって水と藁(わら)を含んだドロドロの土を塗り、時間をかけて乾燥させている状態です。
ベースとなる荒壁の段階でしっかり乾燥させることが重要です。
基本的に土壁は、[竹小舞]→[荒壁]→[大直し]→[中塗]→[仕上塗]の順番に塗り重ねていきます。

昔は、当たり前だった土壁の家も、残念ながら現在の新築では、土壁が採用される機会は少なくなっています。
それは、同時に左官職人さんの数が減少する原因の1つとなります。
少しでも多くの方に、左官職人さんの伝承すべき技の大切さが伝わる事を願っております。

すぐに施工できる通常の壁より、時間も手間もかかりますが、
土壁は「呼吸する壁」といわれる通り、消臭や調湿効果があります。まるで自然の空気清浄機!
室内でタバコを吸われたり、ペットなどを飼育されていても、匂いが気にならないのが土壁の魅力の1つです。
焼肉・焼き魚の臭いが消臭されたり、花粉症が軽減される等の様々な効果が期待できます。
*様々な効果には個人差があります。

前面通路

下記のイラストは、完成予想図ですが、見ていただいてもわかるように、前面通路(約4m)は、ゆとりある空間です。
安心してお子様を遊ばせることができたり、ご近所様との交流の場所にお使いいただけます。



伝統構法で建てる、新築京町家分譲プロジェクト[京つむ木]は、2019年1月完成予定を目指して、丁寧に進行中です。
今回ご参加出来なかった方にも伝統構法の現場を見学していただけるように、第2回目の現場見学会も現在企画中です!
物件の詳細や現場見学会の情報を皆様にお伝えできる時期が参りましたら、WEBなどにて発信予定です。
今後の京つむ木プロジェクトの動きをお見逃しなく!

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