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吉田山の見える家

2010.03.26打合せ ②かけ違いの大引き

 

まずは、1階奥の和室の床板をめくって確認を行います。畳を外して敷いてある新聞紙を剥がすと、木の床板が現れます。木の床板をはがすと、その下は地面の見える床下。基礎などの構造確認をします。

 

 

 

解体作業は手際よく進み、すぐに2帖分程のスペースの

床下が現れました。

ちょうどめくった所に見えていた、床板を支える根太の下の大引を見て、

「このやり方は何でかな・・・」と人見さん。

 

柱などに見られる「ホゾ穴」が空いた材を使って、真っ直ぐではなく、かけ違えるように材が横たわっています。

 

ホゾ穴が空いた材料を使っているのは中古物件では良く見かけられるそうですが、このようにかけ違いになっている例は経験上あまり無いそう。

 

 

「もしかしたら、長さが足りなくて短い材を二つかけあわせたのかもしれない。」とのことでした。

この部分の補強に関しては、何か方法を考えなくてはいけません。

 

それから床下を覗きこんで、和室の周囲の基礎と土台を懐中電灯で照らして見て行きます。

「土台は腐っていないし、綺麗な状態。基礎もクラック(ひび)は入っていないな。」と確認します。