外観

Story3_1コンセプトのこと

森と町家の物語の第三話は、6月中旬に差し掛かった現場から。

建物工事は構造部分についてはほぼ終わり、 
これから仕上げ、つまり目に見える部分に入っていきます。

そこで最終話となる今回は、
建物の改装コンセプトとその内容についてお話ししたいと思います。

室内

間伐の終わった森 間伐が終わった西粟倉の森

古い土壁 煤けた古い壁は、補修しながらそのまま活かす予定です

町家の再生” と ”森の再生”は、実はとても似ています。

古い家を改修して暮らすということ、それは
過去の時間、 前のオーナー様が刻んできた時間を
大切に受け継ぐということ。

壊れたときは直し、暮らす人が手をかけて育てていく。
そんな昔から受け継がれる家のあり方と、
先人の想いを大切に、荒れつつある森の今と向き合い、 
50年後、100年後の未来に向かってメンテナンスを繰り返していく"森の再生"。

その2つの共通点から考えられた改装のコンセプトは
 「住み継ぐ家」です。

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