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気になる木の家

H22.4.22打合せ ⑤<床下探検>

改装の打合せ中、建物の中にこもる湿気が気になっていたメンバー。

床板をめくって基礎や土台の状態を確認してみましょう、ということで、畳をめくり始める工務の宮崎社員。

床板をめくったところで、「あれ?何かおかしい・・・?」ということに気づきました。

床板の先にあるはずの地面が異様に暗く見えます。懐中電灯で照らしてみると、かなりの深さがあることがわかりました。

早速、宮崎社員が床下へ潜り、探索へと向かいます。

中は腰をかがめないと入れない、1~1.2m程の高さ。普通の床下は人が入れるほど高くはできていないため、不思議な空間です。

中を懐中電灯で隅々まで照らして調べてみると、どうやら床下に空間があるのは、縁側のある4.5帖の和室側だけのよう。
他の部分は庭のある地面と同じ高さで、隣の家とも繋がっていません。

なぜこんな風に床下が下っているのでしょうか?防空壕が掘られていたのでしょうか?

考えれば考えるほどよくわからない、不思議な穴。

ちなみに床下がこれだけ下っていれば、湿気の心配はありません。地面の土もさらさらした状態です。

懐中電灯で中を照らして調べると、基礎や土台には腐ったり、シロアリの大きな問題は見当たらない、とのこと。

「この穴を使って、ワインセラーを作るとか。」

「これなら、床下収納もたっぷり取れますね。」

「和室として使うなら、掘りごたつも簡単にできますよ。」

と、床下使って何か面白いことが出来ないか、さまざまな意見が出ていました。

予想外の不思議な穴の空いたこの家。これから改装によってどのように変わっていくのでしょうか。