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下鴨茶論(サロン)

 設計物語

改装の打合せ風景を掲載しています。(第2回・補強前検査)

 

2010.3.19打合せ「補強前検査」

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光の射し込む現場

2010.3.19打合せ①

 

今回の打合せは、設計士さんの提案を元に、ある程度解体された建物を見ながら行われました。

「補強前検査」と言って、構造を見ながら改装内容に問題はないかどうかを検討する検査です。

 

この日の打ち合わせには、設計士の魚谷先生2人、施工していただく藤井工務店の人見さん、大工さん1人、ハチセメンバーが4人の計8人が参加しました。

 

解体された現場と雨漏りの見られる屋根

現地に行くと、前回の打合せで崩れかけていた台所の部分がすっかり綺麗に無くなって、柱と梁、外壁の一部しか残っていない状態に。もう3月も10日を数えるほどしか残っていませんが、外の気温はまだまだ真冬並みの日。柱と梁のみの現場は寒さがこたえます。

 

前回打合せの時には暗かった台所やDKの部分は、解体されて明るくなっているので、状態がよくわかります。

柱の状態や梁の状態、屋根の状態などをひとつひとつ確認していきます。

 

吹き抜けのある土間に改装予定の部分やDKの部分は、2階の床も撤去されており、空間の広がりが

感じられます。「天井、高くなりそうだな。」と天井の方を見上げて、「あれ?」

 

ちょうど2階の洋室になる場所の屋根から光が漏れています。1階から見るとそう大きくは

見えなかったのですが、2階に登って近くで見てみると、かなり大きく穴が開き、光が差し込んでいます。

軒桁と小屋梁の重なる部分に雨漏りがあって部材が腐ってしまったようです。

 

このままでは建物の倒壊にもつながる危険な箇所。

材料を取り換えて修理し、強度を高めるように計画されました。

 

 

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ふかふか

2010.3.19打合せ②

 

浴室の周りはどうしても湿気がたまりやすいので、最も腐食やシロアリの被害が心配される部分。

改装前は玄関の横に浴室がありました。

 

一見あまり問題なさそうに見えた玄関と浴室の間の壁、触ってみると、壁がふかふかとした感触です。

浴室部分の壁

少し力を入れて触ると、ボロボロと壁が崩れてしまい、腐っていることがわかります。

 

横の柱も本来なら土台に付いている部分が腐ってしまい、力を入れるとぐらぐらと揺れます。

この周辺のの補強もしていきましょう、ということに。

 

 

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土間の屋根

2010.3.19打合せ③

 

土間の屋根については、既存のものは使わず新しく掛け替えます。

改装後の土間にあたる以前の台所部分は、建物の建て方が他の箇所と違っており、どうやら後から増築されたものだそうです。

 

土間の既存の屋根

「この柱、ずれてるなあ。」

「この梁は、屋根の途中で途切れているし・・・」

「土間の上に床はないから、改装すれば強度的には問題ないんですけどね」

 

「この鉄パイプで補強してあるのはもとから?」

「いやいや、力がかかる部分に解体した時に補強を入れたんですよ。危ないので。」

 

普段あまり見ることのない構造部分ですが、素人目にも、あまりしっかりした建て方は

されていなかったことがわかります。

 

土間に柱が残ってしまうのは構造上仕方がないのですが、屋根を新しく掛ける部分のため、強度に

問題が無いように柱や梁を整理していきます。

 

 

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ダイニングテーブルの柱

2010.3.19打合せ④

 

大きなダイニングテーブルの設置が考えられている台所は、以前の洋室の間取から少し部屋を広げて

いるため、以前は壁の中に隠れていた柱が、部屋の中へ出てきてしまいます。

 

既存の柱は、改装プランによるとダイニングテーブルのちょうど角に来るような位置にあたります。

このままの位置だと動線の邪魔になりそう。

 

ダイニングの打合せ風景

この柱について、設計士さんから「柱の位置をずらすことはできないか?」という提案がありました。

 

「(構造を見ながら)2階の壁が載っていて力のかかっている柱ですね。」

「こっちに新規の柱を設けて、力を分散させれば位置をずらせるかもしれない。」

 

今回、設計物語初登場となる工務部の担当:波多野(写真左)と、設計物語ではおなじみの藤井工務店の人見さん、

設計士の魚谷先生が構造を見ながら打合せをする様子には、真剣味が加わります。

 

構造上の力のかかる柱の位置と、実際の使い勝手の良い柱の位置。安全性と住み心地。

どちらも満足できるようなリノベーションになるよう、最適な方法を考えていくための打合せが繰り返されます。

 

 

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猫屋敷

2010.03.19打合せ⑤ イラスト-猫の足跡

打合せもそろそろ終盤にさしかかったころ、

 

「何か、匂うな・・・」

 

とスタッフの一人が言い始め、あたりをクンクン。

においの元はどうやら、猫のトイレの跡からでした。

 

「近所の方の話だと、この家は改装するまで長い間誰も住んでいなかったんで、

近所の野良猫の溜まり場になっていたようですよ。」と、営業の田中。

 

確かに打合せ中も猫の鳴き声がどこからか聞こえていました。
今は解体中の現場なので、猫が出入りしているようです。

 

営業の西村によると、

「近所の方も猫屋敷には困っていたようで、改装されて綺麗になることを喜んでもらえてるようです。」

 

とのこと。この辺りを溜まり場にしていた猫たちには申し訳ないのですが、この家を綺麗にして
ご近所さんにも喜んでもらえるのは嬉しいことですね。

 

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通し柱

2010.3.19打合せ⑥

 

半分解体された現場で目につく大きな部材と言えば、1階から2階までを貫いて通っている通し柱。

この部材は構造上大きな役割があるので、問題があるとしっかりした補修を考えなければいけません。

 

そんな通し柱の1本に、シロアリの被害が見つかりました。浴室のあった玄関横の部分に近い場所の1本で、下の部分は柱の幅が3分の1程シロアリの被害で削れてしまっています。

 

既存の通し柱の写真

ちょうど2階の床を支えている部分でもあるので、この柱は何か対処をしないといけません。

しかし大きな部材のため、掛け替えるとなるとコストもかかります。

 

「どうしますかねえ。」と考え込んでいると、ハチセの工務部、波多野から

「倉庫に確かこのくらいの長さの材があったはず。」という声が。

 

「以前に下京区の町家を解体した時に出た大黒さん(大黒柱)は状態が良いので、

ここに使えるかもしれない。」

 

という提案で、「それがあるなら使いましょう!」と一同。

 

ハチセでは、町家の現場も多く手掛けているので、改装や解体の時に出た部材を取っておいて他の現場に使う、ということもできるのです。

 

盛り上がったスタッフ達は、「どうやってこんな長い材を倉庫から持ってくる?」「トラックに乗りますか?」

「やっぱり担いででしょう!」と冗談をとばしつつ、良い家になりそうな予感で嬉しくなるのでした。

 

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