人気の岡崎エリア西側に位置する賃貸住宅「ゑびす小路」は、
京らしさを追い求め路地に面した「今町家」。
歴史ある京町家の雰囲気を演出しつつも、現代の暮らしに沿った、間取りや機能性などが配慮された新しい生活空間です。
それを「今町家」と名づけました。
昔と今の融合で生まれた今町家は、外観の美しさと路地の雰囲気の2つで構成されています。
町家の意匠を継承した外観が面する路地は、街灯の明るさまでこだわった入居者専用の石畳に仕上げました。
京都の町並みを後世に伝えていきたい。そんな想いで「ゑびす小路」プロジェクトはスタートしました。
STORY「小路」でつながる、
新たに作る賃貸長屋
北は夷川通、南は二条通に面した細長い形状の敷地には、もともと複数の店舗が入るテナントが建っていました。建物の老朽化や周辺ニーズの変化による入居店舗の減少に伴い、居住用の賃貸物件としての建替えを検討。賃貸マンションへの建替え案もありましたが、京都らしい風情をより感じられる「木造」、そしてファミリー世帯が集まる「長屋」という方向性で建物を新たに作ることになりました。
BEFORE旧テナント建物の写真
プロジェクト名は「ゑびす小路」。南北に通り抜けができる路地「小路(こうじ)」によって、住人どうしが様々なつながりを持ち暮らすというイメージに基づいています。この路地には避難路としての役割も。
町家に見られるような門や塀のあるゲートをくぐった先には、各戸の軒がかかり、石畳が敷かれています。夜には石畳や軒先をほの明るく照らす灯り。歴史ある京町家を連想させる、そんな趣のある町並みを作り出しました。通りから見える格子窓や瓦屋根、そして石畳の路地のある外観は、京都の景観に寄与しているとして、平成26年(2014年)度に「京都景観賞 建築部門 奨励賞」を受賞しています。
ゑびす小路俯瞰パース(第一弾)
Photos写真
>> 二条通から見た外観。
>> 二条通側の入り口をくぐったところ。
>> 二条通側入り口。
>> 石畳に置かれた三輪車。子供の遊び場としても安全。
>> 建物を見上げて。
>> 玄関横には駐輪スペースも。
>> リビング1
>>リビング2
>> 洋室
>> 和室
>> 階段
>> 庭
>> 洗面室
>> 浴室
>> ほのかな灯りが石畳を照らす、夜の「ゑびす小路」。