設計物語4 庭

庭/田中美穂植物店コーヒショップ

前へ
枝垂れ柿と丸窓

完成を間近に控えたこの日の現地。建物の前に設けられた庭が完成していました。庭に植えられた家のシンボルツリーは「しだれ柿」。
ゴルフボールよりも少し大きいくらいの小ぶりな丸い実をたくさん付けた、可愛らしい姿。丸窓に枝垂れた枝先がかかる様子が絵になります。

アプローチのタイルと庭

今回、北白川の家のお庭を手掛けて頂いたのは、「田中美穂植物店コーヒショップ」の田中さん。お店には、観葉植物や多肉植物、花木や山野草など、多彩な植物が並びます。そんな店頭ではコーヒー豆の販売もされているというユニークなお店。
設計士の安井先生に田中植物店さんを提案してもらい、今回の家の庭をお願いすることに。今回の家は前と後ろに庭があり、この日は玄関前の庭が完成していました。

庭の植栽

苔と、小さな植物が緑の景色を作り、そこに柿の実の赤が彩りを添えます。柿は人の背丈ほどの高さで、この家のサイズ感とバランスのとれた、ちょうど良い大きさ。
これから完成する建物の仕上がりにもふさわしく、和のテイストの中に、少し洋のテイストも感じられるお庭。築山を作って出来上がった庭の景色は和のテイスト。それが、安井先生の選んだ、アプローチに使われたこげ茶色の素朴なタイルや、建物の外壁に使われた表情のあるタイルにマッチしています。

庭に植えられた、小さな植物

家に寄り添うような植物が選ばれ、仕上げられたお庭。室内から見る眺めももちろん考えられていて、丸窓越しに柿の木が赤い実をつける様子にも、ほっこりと和みます。
ところどころにほんのり色付く葉も添えられれている、かわいらしさを感じるお庭に仕上がっていました。この後、後ろの庭もお願いしているので、完成を楽しみに待ちたいところです。

田中美穂植物店コーヒショップ
京都市左京区浄土寺下南田町37-4
Tel. なし
http://d.hatena.ne.jp/shokubutsutokohi/

営業 10:30‐18:00  火曜休&毎月21・25日休

改装風景/庭の打ち合わせ
写真/庭の打ち合わせの様子

話は少しさかのぼりますが、11月下旬に行われていた庭の打ち合わせの様子。
改装工事も終盤、完成に向けて、建物が少しづつ仕上がってきていた現場です。
田中さんから事前に考えて頂いたプランを説明してもらい、どんな庭が考えられているのかを聞きました。
この時に提案されたのが「枝垂れ柿」の木を植えるというお庭。そんな種類の柿の木があることも初めて知ったのですが、思いがけない提案に期待感が高まります。
その後、安井先生と話をされながら、庭を建物の外から見たり、室内から窓越しに見たり。アプローチのタイルの張り方や、建物の裏に設ける塀の作り方などの細かな箇所も含めた、庭作りの打ち合わせが行われていました。
写真/裏庭の打ち合わせ
裏庭の打ち合わせをしている様子↑