壁紙とタイル

改装風景/壁紙とタイル

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打合せ風景1

仕上げのアクセントにと提案されたのは、華やかなイギリス製の壁紙。現地打合せには、上品な印象のある壁紙のサンプルが用意されていました。
サンプルは、細かい柄が敷き詰められたデザインや、幾何学模様のものなど。金色や銀色で描かれた模様は、光を受けると静かに輝きます。

打合せ風景2

町家のような日本の建物に、イギリスの壁紙を合わせるという設計士さんからの提案。アクセントとして使う箇所は、小さい面積の場所もあれば、大きな面積になる場所も。それぞれどんな壁紙を使うか、サンプルを見ながら決めて行きます。

タイルの写真1

そのほかに、タイルのサンプルについても見比べられ、どれを使うかが決められました。
外壁にと使うことが考えられたのは、表面に風合いのある模様が施され、複雑な色合いの釉薬がかかっているもの。色味が微妙に違っているものの中から、どれを使うか選ばれます。

タイルの写真2

こげ茶色のタイルは、玄関とアプローチの土間敷きにと考えられているもの。色も素材感も、見た目はチョコレートブラウニーのようです。
完成の様子はまだ少し先ですが、今までの町家の改装ではあまり目にしていないようなテイストの壁紙やタイルの仕上げ。
これらの異なる素材が組み合わさって、どんな空間が作られていくのか。細部に使われる仕上げから空間を想像してみるのも楽しみな家です。

お隣の敷地/京大馬術場の緑
京大馬術場の緑

路地の中に建っている今回の家。明るい路地の突き当りには地域のお地蔵さんをまつる祠(ほこら)があり、その祠の向こうは、京大の北部キャンパス。高い建物がないため、緑の向こうに青い空が広がります。
敷地の境目には緑が茂っているので、中の様子を見ることは出来ませんが、中は京大馬術部の馬術場が整備されているそうです。
これを聞くまでは、京大に馬術部があることすら知らなかったのですが、ご近所さんの話によると、京大構内のイチョウ並木では、早朝に馬が散歩している姿も見かけられるそうです。
この北白川の京町家では、2階の裏側の窓から、ななめ向かいに緑のある景色を眺めることが出来ます。2階の裏側には、外にデッキテラスを作り、室内からも景色を楽しめるような、大きな窓が作られます。
緑が繁り、空が広がる解放感のある景色は、眺めていると心癒されるよう。この立地だからこそ叶えられえる、貴重な緑の風景です。 改装中の2階の写真
↑改装中の2階。白いシート部分が窓になる。