風が息づく京町家(東山区山崎町)

風が息づく京町家(東山区山崎町)
  • 風が息づく京町家(東山区山崎町) 風が息づく京町家(東山区山崎町)

    人が快適に感じる、
    室内の大きさ

    人が座った状態での領域や手の届く範囲は、おおよそ半径1.5mほどだと言われます。一人だけの場合は、2m×2m(2帖ほど)あれば十分快適な空間であり、家族や仲の良い人たちと一緒なら3m×3m(4帖半ほど)ほどのスペースでとても気持ちが良い空間を共有できます。
    天井の高さに関しては、座った高さの2倍ほどがちょうどいい高さとされています。例えば、4帖半の部屋で天井の高さが2.25mほどだと、自分の気持ちと室内がぴったり合って、心地よく感じることができます。

    この物件は、人間の感覚と心理に基づいた設計により、コンパクトな床面積の中で、十分な動線や作業スペースが確保され、居心地の良さを実感できます。また、天井の高さも適切に設計されており、開放感を与えながら気持ちよく過ごせる雰囲気が演出されています。

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    自然の力を最大限に活かして、
    南の下から北の上へ空気を抜く

    自然の力を利用して、部屋の換気を効果的に行うように工夫されています。
    南側の窓をわずかに開けて外から暖かい空気を取り入れ、そして北側の窓に向かって空気が流れ出るように設計されています。これにより自然な換気が促進され、部屋内の空気は常に新鮮な状態が保たれます。特にキッチンの吹抜け部分など、換気の重要性が高いエリアでの快適性が向上します。さらに、夏の暑い季節には南から入ってくる風が北の庭に抜けることで、涼しい風を感じることもできます。

    風を活用することで部屋の換気を効果的に行い、常に心地よい空気が循環する室内空間を作り出すことができ、快適な生活環境が提供されています。