歴史的意匠建造物

白川の町家

三条神宮道一筋上ル 
お向かいは並河靖之七宝記念館。

桜の並木道とせせらぎの白川が美しい景色を作る三条白川の界わい。その白川から小路を少し入った場所に、この町家はあります。通りに面した2階の軒が低い厨子二階の建物で、所有者様の話によれば、明治中頃には存在していた歴史ある京町家であると言います。

建物の向かいに建つのは、明治期から大正期に活動した日本の七宝焼き作家・並河靖之の作品を展示する並河靖之七宝記念館。 七宝作家の邸宅兼工房として建築された建物を改装し、作品130点余りを所蔵。 邸内には、「植治」こと七代目・小川治兵衛の作になる庭園が残されています。

この辺りは、観光ルートからは少し外れているためか、風情ある板塀の続く落ち着いた通りとなっており、この町家自体も、歴史的な景観を保存している建物として「歴史的意匠建造物」の指定を受けています。周囲の環境も含めて京都らしさを十分に感じられる町家のご紹介です。

風情ある通りに佇む町家。白川にかかる橋からの景色

味わいある和の暮らしを。
伝統技法により改修された京町家。

建物は、軒を連ねる2連棟の京町家。外観は、軒が低い厨子2階、駒寄せや仕舞屋格子など、建物の歴史を物語る数々の意匠が状態よく残ります。室内を見ると、通り庭には大黒柱、柱と梁が美しい景色を作る火袋、その下にはそれぞれの家に井戸があり、滑車や釣瓶なども時代を経て伝わってきたもの。これら建物に残るオリジナルの状態やしつらいを出来るだけ生かし、もとに復元することをコンセプトに改修が行われています。

夏は暑く、冬は底冷えする京都。その歴史や風土、文化によってはぐくまれたのが京町家です。広く取られた庭の景色を楽しむ縁側、畳敷きの表の間や座敷、濡れ縁を渡る洗面や浴室。ここで暮らすことで、日本の暦や日々の季節の移り変わりがより身近に感じられることでしょう。着物を着て、茶道をたしなみ、床の間のしつらいを楽しむ、そんな暮らしを味わえる、風情ある建物です。

間取図

建物は、東西に並ぶ2連棟の町家。
西側の家と東側の家、それぞれの賃貸になります。

  • 白川の町家_東側の間取図

    1階は3室の続き間を全て畳敷きにするなど、和の暮らしが似合う室内。キッチンの上部には光の射す天窓があり、立派な火袋や井戸、水屋が残ります。

    賃 料 170,000円
    礼 金 賃料の2ヶ月分
    敷 金 170,000円
    使用部分面積 85.39m² (約25.83坪)
    (1F:57.50m² 2F:27.89m²)
    間 取 4DK+1S
  • 白川の町家_西側の間取図

    西

    1階の真ん中にカウンターキッチンを設けた間取。和の風情を味わいつつ、現代的にも暮らして頂けます。座敷からは四季折々の表情を見せる庭が眺められます。

    賃 料 160,000円
    礼 金 賃料の2ヶ月分
    敷 金 160,000円
    使用部分面積 83.74m² (約25.33坪)
    (1F:55.85m² 2F:27.89m²)
    間 取 4DK+1S

改修の様子

現在、建物は4月の入居開始に向けてリノベーション中。
改修中の様子を一部ご紹介します。
(改修中のご案内は随時受け付けております。担当までご相談ください。)

設計:末川協建築設計事務所

施工:株式会社辻工務店

  • 10月上旬、お浄め

    【改修の様子】お浄め 【改修の様子】お浄め

    改修に入る前に、オーナー様、設計士さん、工務店さんによるお浄めがありました。
    家の四隅、井戸にお酒と塩をまき、礼をして、工事の安全をお祈りしました。

  • 厨子二階の建物

    【改修の様子】建物の外観

    改修前の建物の外観がこちら。2階の軒が低い、厨子二階と呼ばれる作りの2連棟の町家で、一文字瓦の葺かれた屋根の下には、繊細な作りの仕舞屋格子がはまり、駒寄せと呼ばれる意匠が見られます。建物の前には地域で大切にされているお地蔵さんが置かれています。風情を感じるこの建物は、地域の歴史的な景観を担うものとして、京都市より「歴史的意匠建造物」の指定を受けています。

  • 1月中旬の改修の様子

    【改修の様子】改修中のミセノマ

    1月、建物の改修中の様子。ミセノマの工事中の写真です。年月を経て風合いの増した外観や天井の意匠はそのまま残して使うため、あまり手を加えられていません。構造を健全にするために、床には新しい材が使われています。

  • 土壁の補修

    【改修の様子】土壁の補修 【改修の様子】土壁の補修

    土壁の補修の様子です。残せる部分は残し、やり替える部分には、古い材とつながるように新しく土壁を作っていきます。少し色が濃いところが古い材、色の薄いところが新しく作った材と説明されましたが、よくよく見ないとわかりません。大工さんの造られたこの下地をもとに、左官屋さんが土壁を仕上げて行かれます。

  • 継手による補修

    【改修の様子】継手による補修 【改修の様子】継手による補修

    建物のあちこちで、古い材と新しい材が繋がっている様子が見られました。井戸の近くや軒下の雨がかかるような湿気が多い場所は、どうしても材が弱くなってしまうため、一部をやり替えます。「蟻継ぎ」と呼ばれる、蟻の頭のような形のほぞを用いた継手で補修されていました。

  • 南天の木

    【改修の様子】庭で作業する大工さん 【改修の様子】南天の木

    庭で作業をされている大工さん。建物の奥には広めの庭が取られており、それぞれのお庭に、少しずつ、植物が植わっています。1月には南天(ナンテン)の木が赤い実を付けていました。南天は「難を転じる」という言葉に通じることから縁起の良い木とされます。江戸時代には、「庭に南天を植えると火災を避けられる」ということも言われていたようです。

  • 井戸と高窓

    【改修の様子】ハシリニワと井戸 【改修の様子】高窓

    建てられた頃のままの風情が残る、ハシリニワと火袋。東と西、各家に井戸があり、滑車や釣瓶などが状態よく残されています。東側の家は道路に面しているため、火袋の壁面に高窓が設けられており、上げ下げ窓が付いています。愛宕山の火除けのお守りが貼られていました。

  • お地蔵さん

    建物の前にあるお地蔵さん。小さな祠の屋根瓦には卍の紋が入れられていたり、木の格子には彫り物がされています。いつもきれいな花が活けられており、地域の守り神として大切にされて入る様子がうかがえます。

周辺地図

建物は、平安神宮のある岡崎エリアにあります。美術館や小さなギャラリーがひしめく界わいは、アートを楽しめるスポットとして、ますます注目を集めています。

  • 【写真】平安神宮

    平安神宮/歩約9分(約690m)

    岡崎エリアのシンボルとも言える平安神宮は、平安遷都1100年を記念して創建された神社。 社殿を取り巻く広大な庭園があり、春には八重紅しだれ桜が咲き乱れる。4月上旬には夜桜を楽しむ「ベニシダレコンサート」も。

  • 【写真】京都国立近代美術館

    京都国立近代美術館/歩約5分(約330m)

    桜の美しい疏水沿いに建つ美術館。エントランスをくぐった先にあるロビーからは疏水の緑がまるで絵画のように見える。建築やデザイン系の展示が多く、企画の面白さにも定評あり。

  • 【写真】南禅寺(水路閣)

    南禅寺(水路閣)/歩約17分(約1.3km)

    広大な寺域を持つ禅宗のお寺、南禅寺。石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」の名台詞で有名な山門の先には、明治期の京都近代建築のひとつであり、レトロなレンガ造りの水路閣がある。

  • 【写真】白川の桜並木

    白川の桜並木/歩約2分(約110m)

    建物から歩いてすぐの白川沿いは、桜の並木道になっています。せせらぎの白川に桜の舞い散る様子をながめつつ、時間を過ごすのも贅沢なもの。桜の季節には少し歩くだけで毎日この景色が見られる。

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所在地 京都市東山区三条通北裏白川筋東入堀池町383番
種 類 貸家(京町家)
用 途 居住用
契約の種類・期間 定期借家契約 3年
再契約 可(再契約料:新賃料の1ヶ月分)
交 通 地下鉄東西線「東山駅」1番出口 徒歩約2分
小学校・中学校 開睛小中学校(小中一貫校) 徒歩約27分(約2.1km)
備 考 保証会社の加入が必要です。保証料は審査結果により異なります。
※借家人賠償責任保険の加入が必要。

※工事の完成は2019年4月中旬を予定しています。
4月17日(水曜日)13時30分~16時まで
4月21日(日曜日)11時~14時まで
オープンハウス開催予定です。

※4月21日(日曜日)のオープンハウス開催終了までにお申込みいただきましたお客様全ての方を、順番は関係なく同時受付とさせていただきます。その後審査の上、後日ご連絡をさせていただきます。
建物構造 木造瓦葺2階建(連棟2戸1)
築年月 築年月不詳
用途地域 第2種住居地域
引渡し 2019年4月中旬
現 状 空き家(改装工事中)
ペット 不可
楽器演奏 不可
タバコ 不可
エアコン
駐輪スペース
駐車スペース
取引態様 仲介(契約時の仲介手数料は不要です)
担当者 名張(なばり)
最終更新日 2019年3月18日(月曜日)
次回更新予定日 2019年3月25日(月曜日)